1989年(平成元年)、ある雪深い村で謎の連続毒殺事件が発生。逮捕されたのは村の警察官、佐野文吾でした。その息子・田村心(たむら しん)は、父の冤罪を信じて独自に調査をはじめます。調査を進めていたある日、心は事件が起こる直前の31年前にタイムスリップしてしまうのです。そこで目にしたのは、事件前のしあわせな家族の姿。心は、事件によって失われた家族の笑顔を取り戻すため、「過去を変える」というタブーに挑むことを決意します。


【テレビ局】 TBSテレビ
【放送日】 2020年1月19日 – 3月22日 【放送時間】 毎週日曜日 21時00分~
【キャスト】
竹内涼真、榮倉奈々、安藤政信、貫地谷しほり、芦名星、竜星涼、せいや(霜降り明星)、今野浩喜、仲本工事、
白鳥玉季、番家天嵩、柴崎楓雅、上野樹里、(特別出演)ユースケ・サンタマリア、六平直政、笹野高史、麻生祐未、
鈴木亮平
【原作】 東元俊哉『テセウスの船』


【主題歌】 Uru「あなたがいることで」
【あらすじ】
1989年、平成改元からまもなくして宮城・音臼村の小学校で起こった無差別大量殺人だ。事件の容疑者として地元の駐在所の警官・佐野文吾(鈴木亮平)が逮捕され、裁判で死刑が確定する。文吾の次男・田村心(しん/竹内涼真)は事件直後に生まれたが、殺人犯とされた父のために母・姉・兄とともに世間から非難を浴び続け、素性を隠しての生活を余儀なくされる。だが、文吾は一貫して無実を訴え、再審請求を続けていた。心の妻・由紀(上野樹里)は、愛する夫の父を信じたいとの思いから、こつこつと事件についてノートにまとめ、心に託す。由紀はそれから娘を生んだ直後に急死。残された心は、妻の思いに応え、父と自分たち家族の人生をめちゃくちゃにした事件に向き合うべく音臼村を訪れる。そこで突如として2020年の現代から31年前にタイムスリップし、事件が起こる直前のその村で若き日の父と家族に遭遇するのだった -。
テセウスの船(テセウスのふね)はパラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性の問題)をさす。
Wikipedia
「和歌山毒物カレー事件」
1998年7月25日、和歌山市園部で、住民同士の交流のために行われた地区の夏祭り。近所の主婦たちが調理したカレーが振る舞われると、住民たちが次々と激しい吐き気に襲われました。67人が中毒症状に見舞われ、小学生や高校生、自治会役員の4人が亡くなりました。後日、カレーからヒ素が検出され、毒物を使った無差別殺人事件として社会を震撼させました。
林死刑囚宅で押収されたヒ素とカレー鍋に混入していたヒ素の同一性を突き止め、この鑑定結果が21年に最高裁で確定した有罪判決の柱となった。
今も、無実を訴え続けている……
裁判では、ヒ素を入れた証拠や犯行動機は明らかにならなかったものの、事件に使われたヒ素が林家の自宅周辺にあったヒ素と「同一である可能性が高い」、住民などの証言から「ヒ素を入れたのは林眞須美死刑囚以外には考えられない」とされ、死刑が確定。しかし眞須美死刑囚は、26年間一貫して無罪を主張しています。
加害者家族のその後
林家には夫と4人の子どもがいました。長男と長女、次女、三女の3人の姉妹です。両親の逮捕後、きょうだいは児童養護施設に入所後も加害者家族「林家の子供」として、社会から想像を絶する虐げを経験する。
林眞須美死刑囚の夫:林健治氏
事件後の捜査で、過去に林眞須美がヒ素を他人に飲ませて障害を偽り保険金を騙しとる詐欺を何度も繰り返していた事がわかりました。 林健治氏もこの保険金詐欺事件に関与していたとして逮捕され、懲役6年の実刑判決を受けました。
長女
林・死刑囚・長女の娘(当時16)が全身打撲による外傷性ショックで死亡、心桜さんが救急搬送された約2時間後、林林・死刑囚・長女(当時37)林・死刑囚・長女の次女(当時4)が関西国際空港近くの海に身を投げ、無理心中を遂げた。
林眞須美死刑囚の長男
2019年に「もう逃げない。〜いまで黙っていた「家族」のこと〜」という書籍を発表しています。


映画『マミー』は、2024年8月3日(土)より全国順次公開。