放送期間 1993年4月12日 – 6月28日 フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ
脚本:野島伸司
演出:永山耕三 中江功 武内英樹 高丸雅隆
出演者 :江口洋介 福山雅治 酒井法子 いしだ壱成 大路恵美 山本耕史
主題歌:財津和夫「サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜」


製作:フジテレビジョン


脚本を手掛けるのは、数々のヒットドラマを生み出した野島伸司
『高校教師』『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』『未成年』『ひとつ屋根の下』『この世の果て』『愛という名のもとに』『すてきな片想い』『101回目のプロポーズ』
両親の死をきっかけにバラバラになった6人の兄妹が、長男の呼びかけで7年ぶりに再会。それぞれ別の人生を歩んできた兄弟は、また、ひとつに、それぞれの困難を乗り超え家族の絆を深め合う姿を描いた感動のドラマです。作中の「そこに愛はあるのかい?」は流行語にもなった他、最高視聴率37.8%を記録するヒット作となりました。
柏木家
長男:柏木 達也:(江口洋介)愛称は「あんちゃん」好物はプリン 口癖は「そこに愛はあるのかい?」。
次男:柏木雅也(福山雅治)愛称は「チイ兄ちゃん」冷静沈着な性格。文京大学医学部の研修医。妹・小雪に恋心を抱いている
長女(養女):柏木小雪(酒井法子)柏木家の母親のような存在 いつも家族を一番に考えている。
三男: 柏木和也(いしだ壱成) 達也と性格が似ている為 頻繁に達也と衝突する。感情的で怒りっぽいところがある。鑑別所に収容され、高校を中退する。
次女: 柏木小梅(大路恵美)料理が苦手な意地っ張りな部分もあるが、強い意志もある。
四男: 柏木文也(山本耕史)バイクとの衝突事故で両膝の神経を損傷。生涯、半身不随を宣告された
強い絆で結ばれている個性豊かな6人兄弟がクリーニング店を営みながら世間の厳しい現実と直面しながら生きていく姿を笑いあり、涙ありで描くヒューマンドラマ。
episode11 引き裂かれた絆
あらすじ
幸夫(山本圭)のところから家に帰る途中、小梅(大路恵美)は、若い男にレイプされた。犯人は19歳の予備校生だった。翌日、柏木家へ弁護士がやってきて、示談にしたいと申し出た。とりあえずと言って10万円を出した。対応した達也(江口洋介)は、「なぜ、親がこないのか」と弁護士を追い返した。小梅が退院した。達也はわざとはしゃぎ回ったが小梅は無言。心の傷は大きい。そんな小梅に幸夫が話しかける。「オレ、富山へ行こうと思っている。向こうで医者をやる。一緒に行こう。成人するまでオレが面倒を見る」。達也は告訴を考える。雅也(福山雅治)はそれに反対だ。
柏木 達也:(江口洋介)「あんちゃん」兄弟を守る本当の強さ
あんちゃんは告訴する事を決める 『あんちゃんが一生守ってやるからな』
あんちゃんの家族を一生守る覚悟 『これからも毎年、小梅の誕生日を祝ってやりたいだけ』
今のままでは、誕生日が来るたびに死にたくなる
あんちゃんは、ずっと先を見ている小梅のこれからを
家族を守れる強さが欲しく、足の怪我を押して大会に出場
『性犯罪の被害者は、恐怖心や羞恥心から被害を訴え出るのをためらう。勇気を出して警察に行っても、「よくあること、証拠がないので難しい」などと被害届をつっぱねられる。異性の警察官に被害時の状況を根掘り葉掘り聞かれる「セカンド・レイプ」に遭い、訴えを取り下げる。多かれ少なかれどの国でもそうだが、日本ではこうした問題が特に大きいのではないか。
平成27年の犯罪白書を参考にすると、強姦罪(法改正以前のため強制性交等罪ではありません)では、6割以上が起訴されていません。』